教育・芸術について


私たちが死ぬ前に、必ず子孫に残しておかなければならないものが二つあります。一つは伝統であり、もう一つは教育です。(p.164)

 

感性を教え育むことは知識を養うことより重要です。(p.52)

 

知恵の中の知恵は、神様の心情と理想を知ることです。(p.295)

 

私は文学や芸術を特別なものだとは考えません。何であっても私と心が通じて親しくなれるなら、文学であり芸術なのです。便所で便が落ちる音が美しく聞こえれば、それもまた音楽と異なるところはありません。同様に、便器の前で横になっている私に跳ねた液便も、私の考えに従えば素晴らしい芸術作品になることがあります。(p.112)

 

人々はよく政治や経済が世の中を動かすと考えますが、そうともいえません。文化や芸術も世の中を動かす力を持っているのです。人々の心の最も深い所に影響を与えるのは、理性よりも感性です(p.167)

 

芸術は神様の創造の偉業に似ています。芸術家が自らの作品のために渾身の力を注ぐように、神様も自ら創造された人間とこの世界のためにすべての心を注がれたのです。(p.301)